2011年 06月 08日
あがり症克服のための催眠療法 その3 心理分析的な治療法 1
『あがり症克服のための催眠療法 その2』で、大別すれば二つの解決方法があると述べました。①心理分析で心の葛藤を解決することを目的とする方法と、そこに直接には触れないでとにかく②心と身体が一体になれるようにする方法です。
②の心と身体が一体になる方法はメンタルトレーニングなど自分一人でもできるし、集団でもできます。あがり症克服の会や話し方教室などでのトレーニングもこちらの部類に入るでしょう。
でもあがり症といってもその背景にある内面の問題の根が深くなるとハウツウ的な解決方法が通用しなくなります。その人全体の生き方、あり方が変わらないとあがり症自体も良くならない場合があるのです。その時には根本から直していくような感じで取り組む必要があって、そのやり方は上記②の、心理分析で心の葛藤を解決する方法の部類に属します。
当相談室はあがり症の場合でも個別の心理療法がメインです。問題が軽い人も、その根が深い人も同様に個別の心理面接でその克服に取り組んでいます。その中には来談された方の心が変化するべく時が熟していてタイミングが良い場合や、問題の根が浅い方などには、一回ないし数回の面接で良くなったり、克服へのきっかけをつかんで後は自分一人でやっていける人がいます。また、長期にわたって根気よく面接を重ねてそれを克服していかれる方もいます。
本格的な心理療法となるとカウンセラーに手伝ってもらいながら、そのあがり症の背景にある問題に向き合い広く深く掘り下げていくことになるので時間もかかります。でもその分根本から変化するので、ありのままの自分に自信を持ってのびのび生きていけるようになります。もちろん再発の可能性も少なくなるわけです。
とても大事なことですが、心理分析で心の葛藤を探っていくといっても、無理やりそれを行うわけではありません。個別の心理面接の実際では個々のクライアントの心のペースを基本に歩んでいくことになります。心の問題は理屈だけではないので、それをクライアントとカウンセラーとが受け止められる範囲で腹から納得しながら歩んでいく必要があるのです。
そのようにして、あがり症や社会不安障害(対人恐怖症)などで苦しみ悩んでいる方々と個別の心理面接に取り組む中から、人前でやること(あがり症やスピーチ恐怖症その他)で悩んでいる方に共通した心の動きやその特徴として見えてきたものがあります。それをこのブログに「あがり症克服のコツ 1~16」としてまとめてみました。
心理面接では短期で終わる方から長期にわたって取り組んで行かれる方まで居られると言いましたが、そんな中でクライアントと話し合ったり、共に考えたりしたことの中に本当に役立つ貴重なものがあるのです。上滑りなハウツウものにならないように、本質をふまえながら、それらが他の悩んでいる人の役に立つようにしていきたいものです。
応援していただけるようでしたらワンクリックお願いします。
②の心と身体が一体になる方法はメンタルトレーニングなど自分一人でもできるし、集団でもできます。あがり症克服の会や話し方教室などでのトレーニングもこちらの部類に入るでしょう。
でもあがり症といってもその背景にある内面の問題の根が深くなるとハウツウ的な解決方法が通用しなくなります。その人全体の生き方、あり方が変わらないとあがり症自体も良くならない場合があるのです。その時には根本から直していくような感じで取り組む必要があって、そのやり方は上記②の、心理分析で心の葛藤を解決する方法の部類に属します。
当相談室はあがり症の場合でも個別の心理療法がメインです。問題が軽い人も、その根が深い人も同様に個別の心理面接でその克服に取り組んでいます。その中には来談された方の心が変化するべく時が熟していてタイミングが良い場合や、問題の根が浅い方などには、一回ないし数回の面接で良くなったり、克服へのきっかけをつかんで後は自分一人でやっていける人がいます。また、長期にわたって根気よく面接を重ねてそれを克服していかれる方もいます。
本格的な心理療法となるとカウンセラーに手伝ってもらいながら、そのあがり症の背景にある問題に向き合い広く深く掘り下げていくことになるので時間もかかります。でもその分根本から変化するので、ありのままの自分に自信を持ってのびのび生きていけるようになります。もちろん再発の可能性も少なくなるわけです。
とても大事なことですが、心理分析で心の葛藤を探っていくといっても、無理やりそれを行うわけではありません。個別の心理面接の実際では個々のクライアントの心のペースを基本に歩んでいくことになります。心の問題は理屈だけではないので、それをクライアントとカウンセラーとが受け止められる範囲で腹から納得しながら歩んでいく必要があるのです。
そのようにして、あがり症や社会不安障害(対人恐怖症)などで苦しみ悩んでいる方々と個別の心理面接に取り組む中から、人前でやること(あがり症やスピーチ恐怖症その他)で悩んでいる方に共通した心の動きやその特徴として見えてきたものがあります。それをこのブログに「あがり症克服のコツ 1~16」としてまとめてみました。
心理面接では短期で終わる方から長期にわたって取り組んで行かれる方まで居られると言いましたが、そんな中でクライアントと話し合ったり、共に考えたりしたことの中に本当に役立つ貴重なものがあるのです。上滑りなハウツウものにならないように、本質をふまえながら、それらが他の悩んでいる人の役に立つようにしていきたいものです。
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# by osaonoda | 2011-06-08 17:26 | あがり症